【佛大通信リポート】M6706人権(同和)教育

ashitanosuke33は、社会人の傍ら、佛教大学(通信)の学生でもあります。

ようやく、時間はかなりかかってしまいましたが、ほとんどの科目の履修が終わりました。少しずつ、整理しながら、これまで履修した科目のリポートやテスト問題やどんな勉強法でクリアしていったのかをお伝えしたいと思います。

リポートについては、提出したものを掲出します。

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【読書習慣#3】古典がもっと好きになる(田中貴子)

国語の教師を目指しておきながら、読書があまり得意ではないというか、好きな人と比べても、本をあまり読まなかった(特に小説なんかは、およそ文学好きではないから)と思う。その中でも、生き方に影響を受ける本と出会うことはしばしばあった。

この本も、そんな自分の平々凡々である種の固定化されつつある価値観に、ちょっとした喝をいれるようなきっかけとなる本だった。

古典が「もっと」好きになるとかいてある以上、前提は「好き」なところからスタートすると思いきや、作者も私とおなじように「高校の授業」で扱う古典にはなんかキライになっていた、ようである。

古典の面白さをわかりやすく伝えてくれる。もっと、高校時代にこの本にであっておきたかった!!!!そして著者の話を聞く機会があればぜひとも行ってみたい!

 

古典がもっと好きになる (岩波ジュニア新書)

古典がもっと好きになる (岩波ジュニア新書)

 

 良い本と出合いました。

 

【読書習慣#2】日本一小さな農業高校の学校づくりー愛農高校、校舎たてかえ顛末記(品田茂)

読書習慣#2として、続いてはこちら。

日本一小さな農業高校の学校づくりー愛農高校、校舎たてかえ顛末記(品田茂)

 

 元、舞鶴市職員である作者が、三重県にある日本で唯一の農業専門の私立学校の校舎を建て替え事業に獅子奮迅する姿を綴ったルポ。

ashitanosukeとしては、愛農高校の方向性に70%は共感しながらも、30%はもっと技術を駆使した農業に踏み入れて行ってほしいと感じました。愛農高校は昔ながらの有機農業を推奨しており、全寮制。1学年60名(たしか)の小規模校ながら、莫大な土地に鶏舎、牛舎、山、畑、田んぼなど様々な農業実習ができる環境が整っており、2年、3年では実習として北海道などの農家に泊まり込みで行くことなる。

農業は単純作業活肉体労働であること、そしてそれにいかにやりがいをもって打ち込めるかという点において美徳であるようなことを謳っているが、その点はやや時代の流れに即していない気がする(-もちろん、現場としてその教育方針に限界を感じているのであればそれはそれでいいのかもしれない)。

社に構えた見方であるが、そういうことを感じた一冊でした。

【読書習慣#1】綾瀬はるか「戦争」を聞くⅡ(TBSテレビ「NEWS23」取材班編)

教育実習での一発目の質問に心動かされて、読書習慣を始めましたワタクシ。

図書館に行って、興味のある本を片っ端から借りてみようという乱読法を試してみます。

まずは

綾瀬はるか「戦争」を聞くⅡ(TBSテレビ「NEWS23」取材班編)

岩波ジュニア新書です。

 

綾瀬はるか 「戦争」を聞く II (岩波ジュニア新書)

綾瀬はるか 「戦争」を聞く II (岩波ジュニア新書)

 

女優・綾瀬はるかが、女優という職業の枠を超え、一人の人間として戦争や原爆と向き合い、メディアとして広めていく。毎年、毎年、原爆被害者が年を取ってお亡くなりになっていく。もう数年もしないうちに、原爆を語れる人は一人もいなくなるかもしれないーそういう強い危機感が取材を通して伝わってきます。これは、間違いなく後世に伝えなくてはいけない。

昭和20年8月ーヒロシマナガサキを一瞬にして漆黒の闇と炎、そして放射能汚染に包んだ原子爆弾の脅威を、政治家や専門家などの専門的な言葉ではなく、一市民のリアルな声が伝わってきます。メッセージ性の強い作品です。 

 

 

教育実習の質問での気づき「センセイ、どうやったらたくさん本が読めますか?」から始まる読書習慣

母校(九州の片田舎のちょっとだけ進学学科のある学校)に帰りました。

はじめての授業が終わったあと、静かな生徒がやってきて廊下で立ち話。

「センセイ、どうやったらたくさん本が読めますか?」

「!!!!!!!!!!!!!!!!!」

想定外の質問にぶっ飛び。

というか、本ってそんなに読んでないし。

確かに困ったり迷ったりしたら本屋に駆け込む(→この方法はまた今度折を見て書きます)けれど、そんな方法じゃ答えになってないし…

 

教育実習第1日目の生徒からの問いが、今の自分の行動の源になっているといっても過言ではありません。「問いと気づき」は大切です。

ーもっとも言えば、自分自身は、国語教員は皆文学好きであるという命題を大きく揺るがす教員候補者です。文学好きでもなんでもありません。どうしてコクゴのセンセを選んだのか、それはそれなりに理由があるのですが、またの機会に。

 

かくいう訳で、国語科教師になったとき「オイラは本に全く興味がないぞ!エッヘンなんていったらそれはそれで大変なことになるだろうから、少しでも何かアクションをしなきゃ!!

ーということで、通信と言いながら佛教大まで約1時間のところに住んでいることから、週末にキャリーケースを持ち、大学の図書館に行き、興味のある分野の本を根こそぎピックアップして借りました。上限30冊ぎりぎりまで。

毎日の通勤電車で2~3日/冊のペースで読んでます。

読んだものは、【読書記録】として綴っていきます。将来教壇に立った際に、少しは役に立つ!だろうと信じて。

そして、まだ見ぬ生徒に読書を通して「まだ見ぬ自分」に出会ってほしいということを伝えるために。

社会人、佛教大学で国語のセンセを目指す!

近畿圏内のキリスト教系大学で法律を学び、約10年間の社会人を経て学びなおそうと思ったのが佛教大学。「僧だ、センセになろう!」ということです。

科目は国語。ーいや、これが実はその選択が「酷誤」だったり、と思いながら科目履修を続けること早くも4年目。2年卒業カリキュラムを周回遅れかまして、ようやくゴールが見えてきました。

自戒を込めて、そしてこれから佛教大学@通信で学ぼうとする方に、少しでも情報提供ができればという気持ちで、いろいろと綴っていきます。

さらに言えば、今年2018年度某政令指定都市の教員採用試験を受験しました。一次敗退でしたが、来年に向けた対策と勉強の方法。

学びなおしの方法について、トライ&エラーを繰り返しながら綴っていきます。

どうか暖かく見守ってください。