【読書習慣#2】日本一小さな農業高校の学校づくりー愛農高校、校舎たてかえ顛末記(品田茂)
読書習慣#2として、続いてはこちら。
日本一小さな農業高校の学校づくりー愛農高校、校舎たてかえ顛末記(品田茂)
日本一小さな農業高校の学校づくり――愛農高校、校舎たてかえ顛末記 (岩波ジュニア新書)
- 作者: 品田茂
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: 新書
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元、舞鶴市職員である作者が、三重県にある日本で唯一の農業専門の私立学校の校舎を建て替え事業に獅子奮迅する姿を綴ったルポ。
ashitanosukeとしては、愛農高校の方向性に70%は共感しながらも、30%はもっと技術を駆使した農業に踏み入れて行ってほしいと感じました。愛農高校は昔ながらの有機農業を推奨しており、全寮制。1学年60名(たしか)の小規模校ながら、莫大な土地に鶏舎、牛舎、山、畑、田んぼなど様々な農業実習ができる環境が整っており、2年、3年では実習として北海道などの農家に泊まり込みで行くことなる。
農業は単純作業活肉体労働であること、そしてそれにいかにやりがいをもって打ち込めるかという点において美徳であるようなことを謳っているが、その点はやや時代の流れに即していない気がする(-もちろん、現場としてその教育方針に限界を感じているのであればそれはそれでいいのかもしれない)。
社に構えた見方であるが、そういうことを感じた一冊でした。